$('#factory').append('

沿革
広重美術館は、平成9年(1997)4月18日、天童温泉街の一角に浮世絵専門美術館として開館しました。江戸時代後期、浮世絵師・歌川広重(1797〜1858)は天童藩織田家の依頼で数多くの肉筆画を描き、その作品群は「天童広重」と呼ばれています。こうした天童と広重の関わりを紹介する美術館をつくりたいという構想のもと株式会社滝の湯ホテルが収集した、初代〜五代広重を中心とする浮世絵約1,500点を収蔵しています。作品保護のため毎月作品を入れ替え、浮世絵の楽しみ方や江戸文化など、さまざまなテーマで企画展を開催しています。また、講演会、ワークショップ、バーチャル美術館など、浮世絵やアートに親しむイベントを実施するとともに、浮世絵の調査・研究にも取り組んでいます。
運営方針
1.歌川広重の美術作品および浮世絵を中心とした美術品、美術に関する資料を収集し、展示します。
2.展示室や収蔵庫の温湿度、展示時の照度などを適切に管理し、良好な保存に努めます。
3.収蔵品資料について、情報収集および整理につとめ、データベースの構築を行うとともに適正管理と検索利便性の向上を図ります。
4.浮世絵を中心にした美術に関する調査、研究を行います。
5.美術に関する展覧会、講演会、文化芸術創作活動等に関する行事を企画、主催するとともに、教育普及活動に取り組みます。
6.学校教育との積極的な連携を図るとともに、大学機関、各種教育研修活動の受け入れ、支援を行います。
7.ホームページやSNS等を活用するとともに、マスメディアとの連携を図りながら適切な情報発信に努めます。
8.高齢者、幼児、障がい者、外国人など様々な来館者に配慮した環境整備に努めます。

初代〜五代広重の浮世絵版画や肉筆画、版本などをさまざまなテーマで展示しています。展示室では、作品保護のため人感センサーによる自動照明を導入しています。

額装を用いた展示室。ケース越しでは見えにくい、浮世絵版画の繊細な彫り摺りの職人技をより近くでご覧いただけます。

山形の月山の麓でうまれた「月山刀」と、幕末の浮世絵師たちによる武者絵を展示するコーナー。雄々しくも洗練された日本のサムライ文化を体感してください。

展覧会図録や美術書籍を中心とした図書資料およそ1万冊が閲覧できるスペースです。